FCのポリシーについて考えたこと

FCのポリシーについて考えたこと

たまに聞かれます。これからFCを作ってみる人にとって、なぜFCを始めるのか、というのは、しっかり確認したいポイントですよね。
私がFCを作るにあたって考えたことを紹介します。

FF14の前にさかのぼります

前は別のMMORPGをやっていました。そこでギルド(FF14でいうFC)マスターをやっていました。メンバー数は100名程度の大所帯でした。
そこに至るまで、いくつかのギルドを経験しましたが、メインで入っていたギルドがブレイクしてしまい、有志を集めてギルドを立ち上げたのです。なので、初期メンバーは10名程度いました。
ギルドブレイクは、メンバー全員につらい思いをさせてしまいました。そのときにギルドというものを考えてみました。

ブレイクする理由を考える

ざっと考えると下記のポイントです。

  • 人間関係
  • メンバーの減少
  • 帰属意識の低下

人間関係

無理に全体をまとめようとすると、必ず亀裂が生じます。マスターがその関係を修復するにも限界があります。
解決策として、マスターを頂点とするものの、無理に全体をまとめようとするのはしないことにしました。
それにともない、ギルド全体でのイベントも多く実施しませんでした。イベントを楽しめる人と楽しむことができない人がいますからね。

メンバーの減少

これはメンバー募集のところにも書いていますが、メンバーは必ず減少します。リアルの事情ももちろん、環境の変化などで必ずメンバーは減少します。
解決策として、メンバーは常時募集し、どのような集まりであるのかを明確にしました。

帰属意識の低下

メンバーの減少と関係がありますが、帰属意識は放置しておくと必ず低下します。
解決策として、FC集会を不定期ながらも開催すること、常に帰属意識を低下させない何かを活動ポリシーとして確立することにしました。

活動ポリシーの確立

もともと、メインストーリーの突破に強い定評があり、他のギルドからも避けて通れない厄介なダンジョンの突破をほぼ毎週要請されていました。
また、レガシー実装の戦闘(ゲーム初期からある戦闘と、追加で実装された相当強い戦闘があり、前者を重視した)を貫いたこと、高難易度のダンジョンを少数で突破することも実績があり、戦闘の講習会も開催していました。
ギルドを運営しながら、確立してきたポリシーを改めて考え直し、今のFCを設立したときに考えました。

  • メインストーリーの突破を活動の根幹とする
    FF14のストーリーは広大で、優れています。これを楽しまない手はありませんし、常に活動の根源になります。
  • ヘルプをすることで、突破したときの喜びを分かち合う
    ヘルプしたベテランは、昔、突破したクエストの喜びを思い出し、ヘルプされた側は、そのときの感動を次のヘルプにつなげることができます。
    ヘルプはずっと循環するのです。
  • 退会も活動の一つとして肯定的にとらえる
    先に書いたとおり、さまざまな理由でメンバーは減るのです。退会するのはさまざまな苦悩があったはずで、退会を切り出すのは勇気が必要なはずです。
    うちのFCでは退会をあえて引き止めず、新たな冒険として祝福しています。

このサイトのトップページに、これらを文章化して凝縮しています。

メインストーリーを突破すること、交流の幅を広げること、そして、わたしたちは、エオルゼアに降り立ったそのときを常に振り返って理解し合い、一緒に追体験をしていくことで、ストーリー体験を何度も重ね、ともに共感していくことを目的としています。

わたしたちのポリシーに共感いただける人が、ひとりでもたくさん、エオルゼア全体に伝わることが私の願いです。

FF14の十二人神の一人、山岳と放浪を司る神のOschon the Wandererにならい、自然と冒険をこよなく愛するエオルゼアの一員として、みなさんとともにありたいです。